オストメイトで笑って生きる



社会復帰 私の退院直後 退院半年後 装具について 工夫と対応 余談
 

  工夫と対応

入院中は、パウチの排出作業をするときに使うトイレットペーパーをこよりにして、たくさん用意することを教えられます。
私はすぐにトイレに流せるテッシュペーパーを大量に買って、よく使うトイレのあちこちにそれを置いてある。こうすることで作業はぐっと早くなります。
退院3か月くらいから温水プールで歩き始め、温泉にも浸かるようになりましたが、毎日交換の簡易パウチでした。そのため個室温泉やプールでも端の方でゆっくり歩いてましたが、大きな防水フィルムでパウチごと上から貼って隠して泳いでました。
怖い・不安、そんな時期でしたが、ニチバンのカテリープFSロールというドレッシングテープを知り、自分のパウチの貼付部から5ミリくらい大き目の型紙を作り、それに合わせて15センチ幅のカテリープFSロールを切り出し、上下2枚、 パウチの貼付部に貼るようにしました。最近、おなじ効果の防水補強テープが売り出されてますが、上下2枚セットで800円とか高い。私のやり方だとぜんぜん安価ですし、安く幾らでも作れるから常に予備も持って置ける。
退院半年後の夏から、太平洋で遠泳を再開しました。その頃から防水補強テープを貼り、スイム・ラップを着用してました。薄く乾きが早く、すんなりパウチが収まる。色も黒と肌色がありますから、温泉やセックスのときは肌色を着用し、泳ぐときは黒色という風に、 何枚も持って使い分けております。
風呂上りや、泳いだあと、温泉のあとなどパウチが濡れたあとは、薄いタオルでくるんで折り畳み、10分くらい下着で押さえておけば、すぐに乾きます。
私の担当のWOCの看護師は、海外でも研修をし、オストメイトの本も出してる積極的な人で、その情報量やWOCでの経験は日本でもトップクラスでしょう。運が良かったというしかない。健常だった頃のように山に登りたい、海で遠泳したいと最初から言っていた私は 色んな参考になる海外の話を聞かせてもらいました。
パウチの不良品にしても一緒にクレーマーになりましょう!! と笑ってる。
ストマそばの皮膚が小さなイボ状になれば薬品で焼いてくれ、どんどん対応も進んでるということは、それだけ新しいものを取り入れてるということでしょう。
最初にも書きましたが、WOCという存在がオストメイトの未来さえも左右する、良い関わり合いを作り持つということは、大事なことです。
粘土の入ってるカバーケースがキレイに開封しないとか、リムーバーも肌に良くないものがあるとか、知識がないと在庫処分品を使わされてるとか、オストメイト後進国ならではの酷い話もある。
それを広言すると圧力がどこからともなくかかったり、変な世の中になってはいます。
だから私は同じオストメイトの偏ったグループや協会やには関わらないで生きて居る。いつも自由な立場で自分の本当の話をしていたい。
これは銀座で自営を30年近くやってるのも同じことで、本当に知りたかったオストメイトの情報がまるでなかったから、自分でこんなホームページを作ってしまいました。
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